2005年10月13日

日本 0−1 ウクライナ 中田英寿インタビュー

うーん、どうにもストレスのたまる試合になってしまいました。
シェフチェンコが風邪で不在のウクライナにも、押され気味。
そこにきて後半8分、中田浩二がレッドカードで一発退場、
その後はやむなく引いてさらに耐える展開に。
後半終了間際に初代表DF箕輪が相手と競ったところをファールを取られ、
PKを与えてしまいます。
審判の判定が微妙ではありましたが…、これを決められ、敗戦。

昨日も松木&角澤の応援実況席でしたけど、
気のせいか角澤アナは今日は煽り度控えめだったような気がします。
そう言えば、Jリーグオールスターの解説は越後さんでしたけど、
むしろお祭りオールスターこそ松木安太郎の絶叫応援解説にして、
代表戦の方にセルジオ越後、という方が合っていたじゃないかな。
まあ別にいいですけど。


さて、もはや注目せずにはいられない、中田ヒデさんの試合後インタビューです。

「放送席、放送席、中田英寿選手に来ていただきました。
「不運なことが続いた試合展開になりましたけれども、
 今日の試合の中で一番手応えを感じた部分を教えて下さい。

中田「まあこの間のラトビア戦と違って、非常に相手のプレッシャーが厳しくて、
   まあやっぱりー、その、ワールドカップ出場国というだけの力はあるし、
   まあ非常に緊迫したいいゲームが出来たんじゃないかと思います。

「練習、このヨーロッパ遠征を通して、
 様々な確認をしてきた部分というのはあると思うんですけれども、
 その確認というのは、試合の中である程度出来たという風に考えてらっしゃいますか。

中田「まあ確認が出来ればその分課題も出てくるだけであって、
   これからまだまだやることは沢山あると思います。

「今日数的不利になってからの戦い方というのは
 いくつか変えざるを得ない部分はあったと思うんですけど、
 一番何を意識されましたか?

中田「やはりこれは、11人の時からの問題ですけれども、
   取った後の速攻というのを、
   えー僕たちまあ、あのもう少しやらなきゃいけない部分だと思うし、
   そういう点ではある程度いい攻撃出来たんじゃないかと思いますけれども、
   まあやはり最後のフィニッシュの部分で決めきれなかったところが、
   今後の課題につながると思います。

(ここから放送時間切れで、角澤アナの声が被る)
「この後に続く戦いが出来たという風に見てよろしいですか?

中田「そうですね、
 まぁこの後に続かない戦いとか一つもないんで(苦笑)

「分かりました、有り難うございます。


最後のやりとりを聞こえづらくしたテレ朝GJ!!
…なのか?

まあ、お互いに、前回のインタビューを反省したような様子がうかがえました。

nakata.netの「ヒデメール」によれば、
質問に「一番」を付けることはかなり重要なことらしいんで、
アナウンサーもかなりその辺を意識していたような気がします(笑)。
(引用禁止と大書されているので、詳しく知りたい人はnakata.netの方をご参照いただきたく。)
質問内容自体は、前回のラトビア戦と大差ないような気がしますけど。

中田さんの方も、ヒデメールを見ると
前回のインタビューのことで批判を受けて、意識はしているのだと伺えました。
「で?」とか「多々」みたいな、いくら質問がピンぼけでもそれはないだろうというような
短い回答は、今回はなかったですね。


前回のあのやりとりから、その後のヒデメールを受けて、
アナウンサーが一方的に悪くてヒデメールに共感…って人がかなり多いみたいなんですけど、
私は寧ろ、ちょっとあのヒデメールの内容には「?」ですねぇ。
中田さんも真摯に考えている事や、インタビューアーの馬鹿質問にうんざりしている事は
十分伝わりましたけど…。

確かにあのアナウンサーの聞き方は、ごくごく当たり前のような自分の考えを述べて、
それの確認を問うような形が多いかも知れません。「そうですね」以上の回答をするには
自分から内容を提起してしゃべらなければならないですよね。

だからといって、「で?」とか「多々。」とかいう回答はないと思いますよ。

試合後の短いインタビューで、今、キャプテン中田が何を考えているのか知りたいのですから、
最初からテーマを絞りたくないという面だってあると言えるかもしれません。

だったら「今日一番感じた事はなんですか?」のように聞けばいいという事かも知れませんが、
これは場合によっては(人によっては)結構答えづらい質問でしょうね。
何を聞きたいのか極めて漠然としているという点では、何も変わりません。
でも、とりえあず「そうですね」と答えれば成り立つ質問なら、かわすことも出来ます。
「今日一番感じた事はなんですか?」と聞かれては、「そうですね」では済みません。(笑)
そういう質問が軟弱でダメなんだ、って事なんでしょうかね…

アナウンサーの聞き方が質問になっていないのは、確かに問題かも知れません。
でもそんなにピント外れな内容だとも、私は思わないのですけれども。

今回の最後の質問、「この後に続く戦いが出来たという風に見てよろしいですか?」
ああ、最後の最後でやらかしてしまいました、何も聞いていない、何も内容のない質問。
意図としては昨日の試合が意義があったのか、今までと比べてどうだったのか、
というあたりだと思うので、その辺のことを答えればいいと思うのですけれども。
それでもヒデさんに言わせれば、「この後に続く戦いなのは当たり前。」なんでしょうね。
「次の試合を迎えるに当たって、この試合で浮き彫りになった一番の課題をお聞かせ下さい」
ぐらいの聞き方でないとダメなんでしょうね。


以下は「ヒデメール」を読んでいることを前提に。

これは、「馬鹿な質問をするアナウンサーが一方的に悪い」と思っている方にも
伺ってみたいところですが、
ではアナウンサーはどういう質問をすれば良いのでしょうか?
是非具体的に提示して欲しいです。


まさか本当に、「一番」を付けるか付けないかが一番のポイントだって事なのでしょうか?
「今日の課題は何ですか?」と「今日の1番の課題は何ですか?」に
それほどの違いがあるとは、私には思えないのですけど。
「何か課題はありますか?」と聞かれて、
「課題なんて有りません、今のまま経験を積んでいくだけです」という回答だって
ありうるわけじゃないですか。
それを「課題が沢山あるのは当たり前であって、
『ありますか』と聞かれても『ある』としか答えられない」というのは、
それこそ勝手に共通認識をインタビューアーの方に
押しつけている事に当たるのではないでしょうか?
インタビューアーは、中田さんの頭の中を9割方理解していないと
つとまらないとでもいうのでしょうか?

沢山課題があるのなら、「沢山あります。中でも一番の課題は……」のように
答えればいいのではないですか?
聞かれない限り具体的には答えたくないというのなら、
「まだまだ多すぎるので、これからも一試合一試合大事にして、
改善していきたいと思います。」のように返せばいいのではないですか?
そんな答えは中身がないからしたくないというのなら、
それこそ自分から具体的に答えればいいのであって。
具体的に聞いてこない質問には意味がないかのような考え方には、
どうにも共感できません。
「まだまだ課題は多いと思います。」と答えるのと「多々。」と答えるのとは、
全く意味が異なると思いますよ。
後者には明らかに、「そんな質問は馬鹿らしい」という意図が見て取れます。

「課題は何ですか」と聞かれて、
1番の課題をさしおいて2番目の課題を聞いていると思うでしょうか?
今ある課題をもれなく全て挙げることを強いられていると思うでしょうか?
決して答えられない質問ではないと思いますけどね。


まあ「一番」に関する件は、たまたまヒデさんが例に挙げただけだとしましても。
答えがしっかり定まる質問が求められると言うのなら、
もっと具体的に質問しなければいけません。
一体どのような質問をすればいいのでしょう?

「ウクライナというチームの印象はいかがでしたか?
「前回のラトビア戦と比べると、あまりチャンスが作れなかったようですが、
 その原因はどのあたりにあるとお考えですか?
「この欧州遠征ではディフェンダーを中心にいつもと異なるメンバーでの
 戦いとなりましたが、連携など難しい部分はありませんでしたか?
 うまく機能していたとお考えでしょうか?
「欧州遠征は1敗1分けに終わりましたが、どのような差がこの結果につながったと思いますか?
 日本が劣っている点は何だと思いますか?
 (答えてくれたら)それはW杯本番までに解決できると思いますか?
 どのような対策を取れば良いでしょう?
「後半30分、クリアミスからクロスバーに跳ね返されるシュートを放たれるというピンチの後、
 茂庭選手・村井選手に厳しく指示を送っていましたが、あれは何を話していたのですか?
「トップ下に入っている中村俊輔選手が
 随分と下がってボールを貰いに行く場面が多かったようですが、
 攻撃の組立の上で問題はなかったのでしょうか?
 ポジションチェンジに関する約束事があったのでしたらお教え下さい。
「エキサイトしている三都主選手に声をかけていましたが、あれは何と言っていたのですか?
「中田浩二選手が退場になった判定は正しかったと思いますか?
 あのプレーについてどう思いますか?
「箕輪選手のPKを取られたファールに関してはどうですか?

適当に考えて書き並べてみましたけど…
実際にちょっと聞いてみたいような物もありますけど、
上の方の質問は今までと大差ないような気がしますし、
下の方の質問はちょっと立ち入りすぎのような気がします。
少なくとも私が選手だったら、下の方のような事を聞かれるのは嫌ですけどねぇ。
でも、中田ヒデさん的にはこれでも「具体性に乏しく何を答えていいか分からない」と
言われそうな質問も混じっている気がしないでもないです。
何かこう…もっと、これならヒデさんを満足させられる!っていう
質問はありませんかね。もう思いつかないです。ヒデさんに馬鹿にされちゃうな。

質問の形をなしていないインタビューには改善の余地があるでしょう、
特にラトビア戦の時のインタビューは、質問になっていなくて
ただ試合の感想を述べさせるだけみたいな物が多かったとは思います。
でもじゃあどうすればいいのかと言うと、そんなに違った物にはならないと思いますよ。
結局、毎試合聞くことは「今日の試合の(一番の)問題点は何ですか?」
「現在の(一番の)課題は何ですか?」のような事になってしまうかと思います。
それと比べたら、「今日の試合はこんな感じでしたが、どう思いますか?」みたいな質問で
自由に答えさせるのだって大差ないと思うのですよね。
(まあもうちょっと気の利いたことは聞けるかもしれませんけど。)
そうでなければ、具体的に立ち入った事を聞くしかないのではないでしょうか。


昨日は中田選手は、試合では精力的に動いてよく活躍していましたね。
仮にそういう部分をインタビューで取り上げるとしたら、どうなるのでしょうね。
最初に「今日は攻守に渡ってすばらしい活躍でしたね。」…で、
マイクを差し出したらどうなのでしょう?
まあそう言われたら、「はい、有り難うございます。でも勝てなかったので…」みたいな感じか、
「いえ、まだまだミスもありましたしチャンスが作れなかったので
改善点はあると思います」みたいな答えもあるかもしれません。
でも、そもそもこれは「質問」ではないので、中田ヒデ的には、これも「で?」なのでしょうか?
「今日は攻守に渡ってすばらしい活躍でしたね。」「はい。…で?」
質問の時間なのにこんなやりとりをするのは馬鹿らしいと言えば、そうかもしれませんが…。
私には中田ヒデさんの考え方が理解できていないので、
このケースもちょっと想像がつきませんね。


どんどん中田批判のようになってしまいましたけど、
そんなに大した問題だと思っているわけでもないんですけどね〜。
長文になっちゃうのは、悪い癖でして。
posted by ひりろ at 14:16| Comment(1) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひりろさん。
正しいと思います。
相当考えた私の結論とほぼ同じです。
私の場合は今日夕方から中田選手について取材?を受けることになりまして・・・。
それで、最後の詰め(というよりも、もがき?)として、ネットで中田選手というものを見直していたところです。

私なんか相当考えてひりろさんと約同じ結論を得ましたから、ひりろさんがもっと本気で考えられたらもっと凄いのでしょうね。

興味深く読ませていただきました。
どうもありがとうございました。
(ねえ、Hide's mailで「一番」のメール、なくなってません?)
Posted by さちこ at 2006年03月13日 12:15
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